南城市と沖縄県立芸術大学、そして南城市知念字安座真との協働で進められている「こらくりアーツ」(芸術と地域活性化を目指す事業)の中で、安座真の伝承「大神宮(うふぢちゅう)」を絵本にする活動があります。
出版社やプロの絵本制作プロダクションに絵本化をお願いすれば、絵本はできあがるところですが、今回は南城市に住むお母さんたちが絵本を作っています。安座真の取材、先輩たちへのヒアリング、物語制作、作画、編集作業、印刷仕様の指定など、すべてお母さんたちで行いました。絵本を作るノウハウを地域に残したかったのが理由です。南城市の一地域の一伝承を絵本にすることを目標にするのではなく、広域で地域の物語の絵本化活動が起きた時、地域で対応できるようになればと思っています。
安座真では旧暦の4月18日に「大神宮祭」が2年に一度行われます。平成30年度は6月1日に行われることとなっています。その時に、この絵本が披露できるように計画しています。