2020年3月中旬より、国際線の状況が不安定になり、20日にはブータンから沖縄まで帰国できるのかわからない状況となってきました。その後は各国乗り換えすら入国が厳しくなりました。
本プロジェクトで駐在していたスタッフは3月23日にJICAチャーター便によりブータンを出国し、24日には日本に帰国することができました。

日に日に変わる状況ではありますが、ブータンではインド、その他の国からの輸入が厳しい状態になっています。そのため、飼料の原材料の輸入ができない、ヒナを供給するための親鷄の輸入もできないそうです。現状130羽ほどのヒナが農園にはおりますが、その後のヒナ導入ができない状況になりそうです。

現在は2名の現地スタッフが農園の手入れを行っている状態です。
このような状況でも、スタッフたちは学びの機会があるのですが、プロジェクトとしてどのように進めていくことができるのか、状況が見えたきたところで考え直すしかありません。
想定外の出来事ですが、現状をまずは受け入れ、次のステップを考えていきます。

IMG_7182 2
ブータン国内での第一の聖地の一つ Dechenphu Lhakhang